オリンピック後に東京の再開発プロジェクトが着々と進んでいる。
三井不動産と野村不動産は東京日本橋1丁目の大型複合再開発プロジェクト「日本橋1丁目中地区第一種市街地再開発事業」に着工した。
令和26年3月末の完工を目指している。
日本橋川沿いの再開発の第1弾で、三つの街区で構成する。区域面積は約3ヘクタール。
A街区は日本橋野村ビル旧館の外観を保存活用し、地下1階~地上4階のオフィス・商業ビルとする。敷地面積は約1370平方メートル、延べ床面積は約5100平方メートル。
B街区はA街区と「一体感のある景観を醸成」し、C街区と地上3階部分をデッキでつなげる。敷地面積は約2060平方メートル、建物は地下2階~地上7階で、延べ床面積は約6500平方メートル。
約50戸の住宅と「日本橋川沿いのにぎわいにつながる」商業施設で構成する。
C街区は敷地面積約1万5560平方メートル、地下5階~地上52階で、延床面積約36万8700平方メートルの大型複合施設となる。
地上10~20階と22~38階をオフィスエリア、39~47階をホテル「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」、48~51階を住宅、5~8階を国際会議などができる二つの大型ホール、会議室、ビジネス交流施設とし、地下1階~地上4階を商業施設とする。
商業施設は隣接する三井不動産の日本橋1丁目三井ビルディングとコレド日本橋と地上3階、地下1階で新設する連絡通路と接続させ、「あらゆる目的での来街者に対応し、既存商業施設とも融合した新たな商業空間」を作るという。
三井不動産、野村不動産は複数の権利者で構成する再開発組合に参画。
三井不動産は商業施設、ホテル、住宅全区画とオフィス、ビジネス関連施設の一部、野村不動産はオフィス、ビジネス関連施設の一部を取得するという。
街が活性化していくのは喜ばしい。
地方都市にも、このような流れが来ることを期待しています。