2010年1月29日、ロシアが開発した戦闘機Su-57が初飛行しました。
Su-57は、ロシアがMiG-29やSu-27の後継として開発した最新の戦闘機で、ステルス性を兼ね備えているのが特徴のひとつです。
また新型の大出力エンジンを2基搭載し、これにより超音速巡航(スーパークルーズ)も可能だそうです。
アメリカ製のF-22「ラプター」戦闘機やF-35「ライトニングII」戦闘機などと同じ、いわゆる第5世代戦闘機に数えられており、飛行制御システムのOS(オペレーション・システム)は自己学習型のものを採用、人工知能も搭載しているといわれています。
ただし、ロシア製戦闘機として初となる能力などが多く付与されたためか開発は難航、初飛行の時期は幾度となく延期されました。それでも2009年12月24日に地上滑走を終えると、前出のとおり翌2010年1月29日に初飛行に成功したのです。
ただ、その後も開発計画は遅延し、当初は2015年から2016年頃には量産機の部隊配備が始まる予定であったものの、大幅にずれ込み、2022年1月現在、いまだ本格的な部隊運用には至っていません。
現時点では、2024年末までに22機のSu-57がロシア軍に引き渡される予定となっているほか、2028年末までに計76機が配備される計画とのことです。
なお、2021年7月には新たなロシア製の第5世代ステルス戦闘機として軽量戦術航空機(LTS)の「チェックメイト」が披露されています。
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