今週のお題「自分に贈りたいもの」
ホテルに宿泊した際の朝食は、バイキング形式の所が多くあります。
宿泊客からすると、好きな料理を好きなだけ食べられることからメリットが大きく、この形式は喜ばれていると思います。
しかし、ホテル側からすると、料理を多めに作る必要がありますし、和食から洋食まで多数の料理を用意する必要があり、食品ロスも出やすく、デメリットが多いのではないでしょうか。
個別に朝食を提供した方がホテル側の負担は少ないように思うのですが、なぜ、ホテルではバイキング形式の朝食が多いのでしょうか。
実は個別提供より収益性高いのです。
以前は、ホテルでも個別に食事を提供するのが一般的だったと思います。
なぜ、ホテルではバイキング形式の朝食が多くなったのでしょうか。
食事にバイキング形式を採用して経費を削減することで、利益を増やせることが最大の理由です。
個別に食事を提供するよりも、バイキング形式の方が、ホテル側にとっては収益性が高いのです。
近年、チェーン展開するホテルの新規開業など、ホテルの数が急増した影響で、宿泊客の争奪や価格競争が激化していることが背景にあります。
個別に食事を提供する形式では、タイミングよく料理をテーブルに運んだり、皿を下げたりすることや、水や飲み物の対応もあって、多くの人件費が必要になります。
一方、バイキング形式では、大きな皿やトレーが積み置かれていて、客側が料理を取ってくれるので、人件費が大きく削減できます。
なぜ、朝食バイキングをセールスポイントにしているホテルがあるのでしょうか。
豪華な夕食や露天風呂などに比べると、インパクトが弱いように思います。
1泊であれ、連泊であれ、宿泊客がチェックアウト前の最後に受けるサービスは朝食です。
最後に、いいホテルだったなと宿泊客に印象付けるために、ホテル側は朝食に、最大級の創意工夫を凝らすからです。
例えば、朝食でトリュフやトロ、ウニといった高級食材や、その土地の食材を使った料理が食べ放題となると、そのホテルの印象は一段と良くなります。
食材や料理に工夫を凝らす一方で、人件費があまりかからず利益率の高いバイキング形式を採用するのが合理的なのです。
ホテルバイキング、まさに自分へ贈りたい、ご褒美ですね♪
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました!