布団を干した方がよい理由とは、布団にこもった湿気を飛ばし、布団に潜むダニを繁殖させにくい環境にするためです。
体調や季節などによっても変化しますが、人間は一晩でコップ1杯程度の寝汗をかくとされています。
毎日、布団が寝汗を吸い、多くの湿気を帯びてくると、布団が重くなったりジメジメしたりして、良質な睡眠を確保しにくくなります。
人間は、人生の約3分の1の時間を睡眠に費やすといわれるので、睡眠の質を上げるためにも、布団を干して快適な状態にするのが理想的です。
また、ダニが繁殖しやすくなる条件として、
○50~80%の湿度
○餌になる髪の毛やフケ、あかなど
これらがそろうと、ダニの繁殖によりアレルギー症状が出るなど、健康に害を及ぼすことも考えられます。
一方で、一つでも条件が欠けるとダニが大量繁殖しにくくなるので、餌となる髪の毛やフケなどがついたシーツやカバーを小まめに洗濯しつつ、布団を干して湿気を飛ばし、乾燥させるのが理想といえます。
天日干しのメリットとデメリットについてですが、メリットは布団を干している間、普段寝ている場所の風通しができる点です。
フローリングや畳に直接、敷布団を敷いていると湿気が逃げる場所がなくなり、場合によってはフローリングや畳にカビが生えることがあります。
また、太陽光に含まれる紫外線による殺菌作用が期待できる上、電気代もかかりません。天日干し特有の、太陽のにおいもメリットでしょう。
デメリットは季節や天候、布団の素材などによって、天日干しをする時間帯や長さ、場所を考慮する必要があることです。
また、天日干しをしても、布団の中心部分のダニが死滅するわけではありません。
重い布団を干すときは腰などに負担がかかることも考えられます。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊