2021年は、大手携帯電話会社の料金プランが劇的に変わった。
その先陣を切ったのが、20ギガバイト(GB、ギガは10億)で月額3000円以下に抑えたオンライン契約専用の中容量プラン。
これに続く形で、3GBで月1000円以下という低料金な小容量プランも相次ぎ登場した。
NTTドコモの場合、厳密には自社の提供ではなく、提携した格安SIM事業者のプランをドコモショップで扱う格好だが、それでも安いプランを望んでいた人には朗報だ。
○データ容量別プランが自由に選べるようになった。
さらに大手3社はメインブランドにおいて、データ無制限という大容量プランも提供する。
これにより、利用者が「大・中・小」というデータ容量別のプランを自由に選べる体制が整った。
例えば、データ残量を気にせず使いたいなら大容量、通話がメインでデータ通信はほぼ使わないなら小容量、コスパ重視ならオンライン契約専用の中容量という選び方になる。
○携帯メールの持ち運びが可能になった。
料金プラン以外で大きなトピックは、キャリア(携帯)メールの持ち運びサービスだ。
月額330円ほどかかるが、加入すれば他社やオンライン契約専用プランに乗り換えた後も、キャリアメールを継続して利用できる。
次世代高速通信「5G」のエリアが拡大したほか、「eSIM」というSIMカードなしで通信できる端末内蔵型のSIMにも、大手3社が対応した。
さらに、これまで当たり前だった「2年縛り」がついに撤廃。
旧プランを利用している人でも、撤廃後は契約解除料なしでいつでも乗り換えが可能だ。
○SIMロックも禁止
スマートフォン本体のSIMロックも禁止になり、原則として他社に乗り換えてもSIMを交換すれば利用できるようになった。
ただし、キャリア版のAndroidスマホは、他社の通信バンドに対応していないケースも多く、その場合、他社のSIMでは正常な通信サービスを利用できない。
このほか街中では、一時期姿を消していた「1円端末」も復活した。
新料金プランとの組み合わせで、コストをさらに下げられる。
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