銀行などで新規に口座開設した際に「紙の通帳」を使うと一定年齢以上の人などを除き年間550円の手数料がかかったり、2年以上利用がないなどの条件に該当すると手数料が生じたりするようになった。
もともとは顧客からの預金を企業や個人に貸し出し、預金金利と貸出金利の利ざやを稼ぐ商売でした。
ところが、日銀の超低金利政策でそれが大きく崩れた。
結果、様々な手数料が設けられたり、保険や投資信託を売ったりすることに注力するようになってきました。
メガバンクは増益の好決算だが、これは政府の実質無利子無担保融資で企業倒産が抑えられていることが大きいという。
コロナが収束してゼロ融資の期限が切れれば厳しい経営環境に戻るため、経営の手綱を緩めることはないでしょう。
店舗やATMを縮小し、振り込みなどはインターネットなどでやってもらおうとする流れです。
昔は窓口に行けばノベルティーをもらえたが、そんな時代ではない。
自宅からネットで手続きをしたほうが手数料は安いし、24時間いつでもできる。コンビニのATMも、何回までの利用は無料といった設定がある。
これからの銀行は“他行との差別化”に向かう。利用者はしっかりチェックして銀行を選び、利用法を考えることが大切です。
各行、デジタルの利便性向上には取り組んでいる。
メガバンク3行によると、紙の通帳有料化にあたってネット上での明細確認などの拡充を図ったと説明。
三井住友銀行は、新規で口座を開設するお客さまの約6割にWeb通帳を選択いただくほど、一般的なサービスとなっているそうです。
その上で、ATM運用にかかる収支改善を図るため、ご利用実態に合わせて手数料を見直しているとしているとのことです。
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