今回はファミリー世帯のうち固定電話を使っている割合の話です。
「令和2年通信利用動向調査」によれば、3人家族では73.5%、4人家族では71.5%と、5人家族では73.3%と、ファミリー世帯においてはまだまだ多くの世帯が固定電話を利用しているようです。
特に7人以上の世帯は97.1%と驚異的な数値を誇っています。
世帯全体でみても68.1%と、まだまだ固定電話を使っているファミリー世帯は多くあるようです。
しかし、世帯主の年齢別でみると20代では8.1%、30代で21.4%、40代で59.7%と年齢が若ければ若いほど固定電話の保有率が低くなっています。
子どもの有無や年齢などにもよりますが、今後はファミリー世帯といえども固定電話を使う世帯は減少していくだろうと考えられます。
固定電話を廃止すると年間何円節約できるのでしょうか。
NTT西日本では固定電話の回線使用料は1595~2145円になります。
仮に固定電話を廃止したとすると、回線使用料だけで年間1万9140~2万5740円を節約できることになります。
この金額をどう判断するか、そして固定電話を廃止した場合のメリットとデメリットの大きさにもよりますが、成人している家族全員がスマートフォンや携帯電話を所有しており、固定電話がなければ困るという理由がなければ固定電話の廃止を検討してもよいかもしれません。
使用しない固定電話の回線契約を継続していても、それは不要な支出となります。
また、最近では携帯電話でも通話し放題のプランが出ていますし、無料通信アプリを利用することでWi-Fi環境下であれば実質的に無料で通話することが可能です。
参考までに、平成22年の固定電話使用料の平均は年額で2人世帯が3万2484円、3人世帯で3万3192円、4人世帯で3万3300円となっています。
少し古いデータではありますが、今でも固定電話をそれなりに利用している世帯では、通話料などを含めると固定電話の廃止によって年間で3万円以上は節約できる可能性がありそうですね。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊