ロシアのウクライナ侵攻から1か月以上が経ち、プーチン政権の重荷になり始めているのが戦争にかかる費用「戦費」です。
ロシアのショイグ国防相は25日にシルアノフ財務相と会談し、軍予算の増額について協議しました。
イギリスの調査研究機関などはロシアの戦費について、最初の4日間で70億ドルと試算。日本円で約8610億円です。
その後、侵攻が拡大するに従い、ロシアの戦費は一日あたり約2兆4600億円に膨らんでいるということです。
専門家は「実際の戦費は分からない」としたうえで、過去にロシアは戦費を節約した実態があると話しました。
(軍事介入した)シリアの作戦の時に戦費がかかりすぎる、と英米の情報機関もメディアも言っていたが、実際にロシアは在庫の爆弾であるとか、かなり戦費を抑えて執行してきた。ただ今回は重大な負担である。
これを1か月、同じペースで続けられるとは思っていない。
欧米などによる経済制裁に加え、戦争が長期化すればするほど戦費がかさみ、ロシアの財政は苦しくなるとみられます。
専門家によると、ロシア軍が今月26日に発射した52発のミサイルの総額は約418億円だそうです。
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