住宅ローンの利用にあたってまず考えるべきは、いつ住宅ローンを借りるのか、いつ持ち家を買うのか、というタイミングの問題です。
ひとつのタイミングは結婚してからだろう。
その大きな理由は、住まいとは夫婦が話し合って決めるべきものだからだ。
夫婦とはいえ別人なので、どこに住むと満足度が上がるのか、どんな家が好みなのかということをすり合わせたほうがよい。
結婚してから数十年も住み続けることが多いわけで、夫婦双方が納得した家を買うべきだろう。
また、将来子供を持つことを考えるなら、その点を踏まえて家を選ぶ必要もある。
どこに住むかは子供に大きな影響を与える。教育環境を重視するのか、あるいは自然環境を重視するのか、夫婦で話し合ったほうがよい。
さらに、共働きが当たり前になっている現在では、子供の面倒を見てもらうために親が近くにいたほうが都合がよいことも多い。
一方、結婚していない場合は40歳という年齢が1つのタイミングになるだろう。
これは主に貸す側の理由が大きい。
住宅ローンは長期で貸すことが多く、返済期間35年だと40歳で借りると75歳で返済が終わることになる。
返済完了時の年齢を考えれば、40歳を超えてくるとだんだん貸しにくくなるわけだ。
では、返済期間はどうすべきか。これは、「できるだけ長くする」のが正解だと私は考えます。
低金利の時代ではその方がお得だと思うからです。
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