りそな銀行では今年1~3月の住宅ローンの新規契約者で、「35年固定型」を選ぶ人の割合が、昨年1年間に比べて2倍以上になった。「固定金利が本格的な上昇を始めたため、変動金利が上昇する前に金利を固めておきたい人が増えた」という。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行は今年、2月に続き3月も、住宅ローンの代表的な指標となる10年固定型の優遇前の基準金利を引き上げた。3メガバンクの基準金利は、約6年半ぶりの高い水準となった。
他方、各行ともに変動型の金利は0・5%以下の歴史的に低い水準に据え置いたままとなっている。
住宅ローン金利の比較サイトを運営する「MFS」の試算では、優遇金利の適用時、住宅金融支援機構による最長35年の固定型住宅ローン「フラット35」と変動型で金利1%分の差が生じた。3500万円を35年で返済する場合の試算では、変動型の方が年約20万円負担が軽くなるということです。
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