元会社員、元銀行マン、元パイロットなどの定年後の話
ハローワークで求職した定年退職者の話。
未経験でも可能な仕事は「マンション管理人」や「清掃員」などに限られるという。
マンション管理人だと、時給1000~1100円。
月に20万円ほどになるが、前職のプライドが邪魔をしてできない人も多いそうだ。
週3日勤務、時給は1000円に満たないが、「自分には合っています」とうれしそうに語っている方もいるそうだ。
商業施設の運営会社を定年退職。
売上を追求する会社ではストレスが多く、定年までは、と我慢した。
辞めたとたんに血圧が下がり、体調が良くなったという。
マンション管理の仕事は、朝8時半から午後5時半までの勤務。
業務としては、設備の点検、宅配便の受付、引っ越しやトラブルへの対応、共用部分の電球の交換など。
30階建て300戸のマンションを1日に3万4000歩も歩くが、毎日爽快だそうだ。
信託銀行を定年退職した男性は、55歳で銀行の役職を離れ、関連会社へ出向。
その後、子会社の嘱託に。
給料は銀行時代の4分の1まで減った。
そこで、60歳で見切りをつけ、銀行時代の取引先が設立した不動産会社に再就職した。
給料は完全歩合制だが、「定年後に、ようやくやりたい仕事が見つかった」と晴れ晴れと語っているそうです。
もともと街歩きが好きだという。
「おかげで毎日行くところがあるし、用事もある。こうやって昔と変わらず、定期を持ってスーツ着て。雇ってくれる今の会社には本当に感謝しています」と話していました。
元旅客定期便のパイロットの男性は、定年後は貨物航空のパイロットやLCCの教官になる道もあったが、航空関係の仕事は「一切しない」と決め、沖縄のレストランバーでウエイターのアルバイトをしている。
時給400円。
渡嘉敷島に一軒家を借り、月に3週間島に滞在してバイトに励み、東京にある自宅で1週間過ごすというローテーションだ。
パイロットOBは、年間7往復はタダで搭乗できるので、それをフルに利用して快適な生活を送っているそうです。
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