引き寄せの法則というフレーズを聞いたことはありませんか。
その時、必ずといっていいほど登場するのが「エイブラハム」。
エイブラハムとは何者なのでしょうか。
じつは、エイブラハムは特定の人物ではありません。「無数の叡智の集合体」と考えられています。
今回紹介するのは、ベストセラー作家の本田健さんが翻訳した、「引き寄せの法則」について初めての人にもわかりやすく解説した一冊です。
「新訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」(エスター・ヒックス 著, ジェリー・ヒックス 著, 本田健 翻訳)
あなたは、健康に気をつけて生き生きとした毎日を過ごしていたとします。
ある日、友人と食事をしているときに、友人が「自分の病気のこと」を話し出しました。
きっと、あなたは話を聞いているうちに、居心地が悪く落ち着かない気分になっているはずです。
あなたは、会話が病気の方向に行かないように、なんとか話題を変えようとするでしょう。
ところが、友人は病気の話に夢中になっていますから、話題を変えてもまた病気の話をもち出します。
くりかえすうちに、会話がネガティブに振れていきます。
このような時、「ネガティブな感情が湧くのは、望んでいないことを友人が話しているから」ではないと、この本では訳しています。
望みに反する思い込みをもっているときも、ネガティブな感情がそれを教えてくれます。友人との会話によって、病気になったらどうしよう、と心の奥で感じていた不安が、ただ単に引き出されたにすぎないのです。
友人と別れて病気の話を聞かなくなっても、この不安が消えるわけではありません。
また、「ネガティブな感情が湧いてきたら、いったん立ち止まって、感情が湧いたときに何を考えていたかを確認するといい」と書かれています。
どういうことでしょうか。
「ネガティブな感情は、本当の望みに反することを考えていたことを知らせてくれます。このネガティブな感情が湧いたとき、何を考えていたんだろうとか、わたしは何を望んでいるんだろうと自分に問いかけてみましょう。
そのとき、引き寄せたい望みと正反対のことに意識を向けていたことに気づくと思います。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。