政府は2023年3月末までに医療機関などへの導入を目指していて、今後、増えていくことは確実ですが、どのくらいのスピードで増えていくかということが課題として挙がっています。
もう1つ気になるのが、過去にも「住基ネット」(住民基本台帳ネットワークシステム)や、いろいろな制度があって、批判もずっとあがっていたんですよね。
制度の構築にたくさんのお金が掛かっていたり、その割には(マイナンバーカードの)普及率44%と、あまり稼働していなかったり、セキュリティに不安がある人も、いるにはいるんですよね。
海外でも、例えば北欧では「国民番号制度」という同様のサービスがあるのですが、便利である一方で、情報漏えいなどがあると、一気に情報を抜かれてしまうという問題もありますし。
民間サービスとの連携がこれからどんどん進んでいくと、セキュリティ上は情報漏えいしていなくても、複数の情報を重ねていくと、結果的に個人情報がわかってしまうなんてこともあるにはあるんですね。
セキュリティの問題というのは、複雑な事情がいくつか重なっていて、その辺りを制度としてどう変えていくのかということもそうですし、私たちが暮らしているなかで、なんとなく「セキュリティが不安」という気持ちがある方も多いと思うんですよね。
そういう方々の不安を、行政がどれだけ払拭して、より良いシステム構築ができるのかということを、我々も注目して見守る必要があるのではないかと、考えています。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊