ふるさと納税が始まったのは2008年です。
地方と大都市で人口の開きがどんどん大きくなり、住民が自分の住んでいる地域に納める「住民税」についても、地域格差が大きくなってきたことを問題視して、スタートしました。
「人口減少による税収の減少への対応や、地方と大都市の格差是正を目的」と、難しい言葉で言っていますが、つまりは「大都市ばっかり人がいるから、税金いっぱい入ってズルい」という、地方の叫びが受け入れられたというものです。
仕組みを解説すると、各地域が「返礼品あげますから、うちに寄付してください」と呼びかけて、返礼品目当てに寄付をしてもらいます。
その寄付した分を、本来自分が住んでいる地域に納める予定だった「住民税」から引いてもらおう、というものです。
その返礼品もさまざまで、美味しいお米やお肉、海産物だけではありません。
雑貨や日用品が定期的に送られてくるものや、地域の宿泊施設や提携店で使える旅行券、また北海道紋別市の「オホーツク海の流氷」は食用利用できないので飲み物に入れて使えませんし、兵庫県多可町の1年間ご当地ヒーローとして活動することになる「タカレンジャーゴールドになれる権利」など、ツッコミを入れたくなる返礼品もあります。
しかし、予算を抑えられるよう知恵を出し合って、地域の特徴を活かして工夫されていることがわかります。
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