ある調査会社により、60歳以上の人生で必要だと思う金額について聞いたところ、まず「生活費として最低限必要だと思う金額」は平均で月18万7463円でした。
2018年からの推移を見ると、17~19万円台で推移しています。
一方で、「ゆとりのある生活を送るために必要だと思う金額」は月平均27万2635円でした。
ゆとりの生活費は27~29万円で推移。2022年の差額を計算すると「8万5172円」です。
皆さんが「ゆとり」と考える生活費には月8.5万円が必要と感じているようです。
そのゆとりにはどんなものが挙げられるでしょうか。
「ゆとり」と聞くと豪華なイメージを持ち、中には「質素に暮らすから大丈夫」と考える方もいるでしょう。
みなさんがイメージする「ゆとり」とはそうでもないようです。
公益財団法人 生命保険文化センターの意識調査によれば、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える「最低日常生活費」は月額で平均22.1万円、「ゆとりある老後生活費」は平均で36.1万円としています。
同調査より、老後の「ゆとり」の上乗せ額を確認してみましょう。
・旅行やレジャー:60.7%
・趣味や教養:51.1%
・日常生活の充実:49.6%
・身内とのつきあい:48.8%
・耐久消費財の買い替え:30.0%
・子どもや孫への資金援助:22.4%
・隣人や友人とのつきあい:15.5%
・とりあえず貯蓄:3.7%
・その他:0.4%
・わからない:0.4%
最も多い順に旅行やレジャー、趣味や教養、日常生活の充実など。
セカンドライフで旅行や趣味を楽しんだり、日常生活でちょっと良いものを買ったりしたいと思えば、ゆとり部分の金額が必要になるということです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。