結婚後は共働きという世帯が断然多くなってきていますが、働く女性に厳しいデータも、調査により明らかになりました。「結婚後も働いている20~39歳の女性に聞いた理想と現実についてです。69.6%の人が、結婚しても収入は『結婚前と同じくらいか上回る』と期待していましたが、『理想通り』は52.1%にとどまりました」
○「所得500万円超」男性の傾向
昭和の高度経済成長期以降にできた、201万円の壁
「同じく結婚した後に働く35~39歳の女性については、年間所得200万円未満の人は未婚女性では4人に1人ほどの28.8%ですが、結婚している人だと半数以上の55.5%に上りました」 「一方で、男性では年間所得500万円以上の人をみると既婚者が46.3%で、未婚は19.2%。男性では結婚している人の方が収入が多いという結果になりました」
「男女で真逆、これが日本の現実ということです」 「背景には制度の問題がありそうです。いくつか壁がありますが、その1つが201万円の壁です。結婚した女性が一定以下の収入に抑えると夫の所得が控除を受けられます。そのため結婚後、仕事の量を調整する女性が1~2割いるということです」
「仕事を抑えた方が税金が得になるというのは、おかしい」 「こうした制度は、昭和の高度経済成長期以降にできたもので、夫が正社員、妻は専業主婦やパート主婦、若いうちに結婚し、離婚しないで老後は夫の年金で暮らす、という家族像がモデルになっています」 「ただ、今はこれに当てはまらない家庭も多いです。政府も、もはや昭和ではない、としていて、幅広い分野で制度や政策を見直す必要があるとしています」
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