相続できたはずの貴重な財産をもらい損ねている人は、意外と多い。
だが、諦めてはいけない。老親や親戚の失われかけた遺産を取り戻す方法がある。
「亡くなった人がどの保険に入っていたかわからない時は、まず『ご契約内容のお知らせ』といった郵便を探します。
それが見つからなければ生命保険協会の照会制度を頼りましょう。
昨年7月に始まったばかりの新制度で、私の顧客でも未発見だった保険金を見つけたケースが何件もあります」
利用料は一件3000円で、生命保険協会が42社の保険会社に契約の有無を確認してくれる。未払い保険金があったら、保険会社に連絡して振り込んでもらおう。
亡くなった人が持っていた株がわからない時は「ほふり」に照会する。正式名称は「証券保管振替機構」、故人がどの証券会社に口座を開設していたかが確認できる。
費用は一件6050円と少し高いが、多額の金融資産が手に入ると考えたら安いものだ。
相続で損をするのは、財産が見つからない時だけではない。
高額な税金をかけられて、貴重な遺産が激減する危険もあるため、注意してください。
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