現在の変動金利型の住宅ローン金利(大手5行平均)は0.448%で、2021年8月適用分から変わりありません。
一方、固定期間選択型は1.09%と、0.681%から上昇。フラット35も1.51%と1.28%から上がっています。仮に今の金利で35年元利均等返済(ボーナス払いなし)で5000万円を借りたとすると、変動金利型(大手銀行の中で最も高い適用金利である0.475%)なら毎月の返済額は12万9241円(総返済額は約5428万円)、フラット35ならば15万3337円(同約6440万円)となります。
「日本は低金利を維持せざるを得ない状況にある」と考える方も多く、金利は上がらないので問題ないとの認識から、結果として変動金利型に人気が集まっているのも理解できます。
○変動金利が上昇したら
変動金利型で住宅ローンを借りたあとに適用金利が上昇したら返済額はどうなるのでしょうか。
先述の条件で借り入れした後の金利上昇幅が異なる、2つのパターンで検討してみましょう。
まずは6年目から毎年0.1%ずつ金利が上昇し、15年目で適用金利が1.475%に達し完済まで同水準を保った場合。
もう一つは同じタイミングで毎年0.2%ずつ上昇し、同じく15年目で2.475%に達した場合を考えておいた方が良いと思います。
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