「ギャルはいま、渋谷にはいない。SNSの中にいる」
と言うのは、ギャル雑誌「エッグ(egg)」の編集長です。
編集長の彼女自身は、かつて中学生時代から通っていた渋谷で、ギャルサー(ギャルサークル)に入って1000人単位のイベントを仕切っていたこともある。
ウェブ版エッグを運営するエムアールエーの親会社代表もギャルサー出身だった。
そのギャルサーも「かつては数え切れないほどあったけど、サークルも所属メンバーも激減している。昔は渋谷のセンター街に行けば誰かがいて、ギャルサーもあって、どんどんギャルの友だちが増えていった。でも今はインスタやTikTokでつながる時代」と指摘する。
昔と言ってもわずか5〜6年前の話だが、それほどまでに激しく変わったとも言える。
「一口にギャルと言ってもバリエーションはさまざま。だから私的にはギャルは外見じゃない。自由とオシャレを求める魂って定義している」。
渋谷109も、10年前に280億円程度あった売上高は、18年度には140億円程と、約半分にまで落ち込んでいた。
「昔を振り返るつもりはない。ヤングファッションの聖地と言われ40年間発展してきたが、最近は独自性が失われ、売り上げも落ちていた」と率直に認める。
ギャルが渋谷の街から減り続ける中で、渋谷109もテナント構成を見直し、オムニ型のポップアップスペースの導入や飲食などを導入してきたが、ギャルの聖地、というイメージは強く、なかなか脱却できなかったことが、原因の一つと言われています。
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