今朝、北朝鮮のミサイルが東北上空を通過しました。
松野官房長官は、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、東北地方の上空を通過し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋上に落下したと推定されると明らかにしました。
岸田総理大臣は午前8時過ぎに総理大臣官邸で記者団に対し「先ほど北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、我が国上空を通過し、太平洋上に落下したとみられる。最近の度重なる弾道ミサイルの発射に続く暴挙であり、強く非難する」と述べました。
さらに、「私からはこの事態を受けて、落下物等による被害がないかの確認、そして情報収集分析の徹底、関係国との連携を指示したところだ。こののち、直ちにNSC=国家安全保障会議を開催し、情報の集約、分析に努めたい」と述べました。
○「日本上空を通過後 太平洋に落下」防衛省関係者
防衛省関係者によりますと、北朝鮮から発射されたミサイルは日本の上空を通過したあと太平洋に落下したとみられるということです。
防衛省は、日本への影響がないか情報の収集を進めています。
○「既に落下したとみられる」海上保安庁
海上保安庁は防衛省からの情報として「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と、午前7時46分に発表しました。
航行中の船舶に対し、今後の情報に注意するよう呼びかけています。
政府は、北朝鮮から発射されたミサイルについて、Jアラート=全国瞬時警報システムで、北海道や青森県を対象に「さきほど発射されたミサイルは 午前7時29分ごろ北海道や青森県から太平洋へと上空を通過したものとみられます。
不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい」とのことです。
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