○同時接種で副反応は大丈夫なのでしょうか。
同時に接種すると、副反応が強くなるといった懸念はないのか、という疑問が巷ではあります。
専門家によると、「同時接種によって副反応は変わりません。同時に接種した場合でも安全性に影響はないことが確認されています。
イギリスの研究で、2回目接種においてファイザー社のワクチン単独接種とインフルエンザワクチンとの同時接種を比較した試験を12施設で実施し、局所副反応と全身副反応の発生率は同程度であったと報告されました。
モデルナ社のワクチン単独接種とインフルエンザワクチンとの同時接種の比較はアメリカの6施設で行われ、局所副反応も全身副反応も発生率に大きな差がないと報告されました。どちらの報告も、世界で最も評価の高い医学雑誌の一つである『ランセット』に掲載されています。
同じく世界で広く読まれている医学雑誌で米国医師会発行の『JAMA』には、新型コロナワクチン(追加接種)とインフルエンザワクチンの同時接種後1週間までの全身反応の報告が、新型コロナワクチン(追加接種)の単独接種と比較して、8~11%程度多かったことが示されました。
ただし、多くは軽度のものであり、重大な安全性への懸念はなかったと結論付けられています。
日本の『厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会』はこれらの海外の報告を踏まえ、同時接種による安全性への懸念はないと判断しています」
とのことです。
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