今後の米国における、新たなコロナウイルス感染状況について、専門家は
「欧州での動きを参考にすると、マスク着用義務の撤廃などの規制緩和が11月にかけて感染拡大を招く。その後、BQ1.1の波が到来して主流になる可能性が高い」と指摘する。
感染リスクが高まるホリデーシーズンを懸念して、米政府は9月に緊急使用を承認したオミクロン型対応ワクチンの接種を呼びかけている。従来型のコロナウイルスと「BA.5」などオミクロン派生型の双方に対応する。
同ワクチンを接種した人は1480万人と、接種可能な人口の6.9%にとどまっている。ワクチンの「BQ.1」と「BQ1.1」への効果については、「現在ある治療やワクチンの効果を回避できるような性質を持つかもしれないが、BA.5の派生型であるため効果はあるだろう」と指摘した。
CDCによると、13日の新規感染者数(7日移動平均)は約4万人と、1月のオミクロン型の大流行で81万人まで上ったピーク時から大幅に減少した。
一方、感染しても報告しないケースもあり、実際の感染者数はさらに多い可能性があるとのことです。
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