新型コロナウイルスの変異株オミクロン株に対応したワクチンの接種率が4日時点で全人口の5・9%にとどまっています。
第8波に備えるため、政府は2回目までの接種を終えた12歳以上の人を対象に、年内に希望者全員への接種完了を目指すが、低調な出足となっている。
若い世代を中心に副反応への抵抗感や、危機感の薄れなどが背景にあるとみられるとのことです。
第8波まで、専門家によると、「ギリギリのところだ」と話しています。
○都内感染者増の理由は「免疫」と「換気」
接種は9月20日以降、第6波で流行した系統「BA・1」対応のワクチンを使って始まり、10月13日からは現在主流の系統「BA・5」対応ワクチンも登場した。
内閣官房の集計では、全国で1日あたり20万~50万人が接種を受け、11月4日までの累計では約737万人。
政府は1日100万回を超えるペースの接種体制を整えているが、これを大きく下回っている。
最新型のBA・5対応ワクチンの投入で接種が加速すると期待していたが、傾向の大きな変化は見られていない。
専門家は「副反応への抵抗感や効果に疑問を持つ人が接種をためらうことが背景にある」と分析。
「行動制限の緩和でコロナへの警戒感が薄れ、接種控えにつながっている」とも指摘する。
○接種率は年代別で差がある
政府は4日の記者会見で、「(現時点では)40、50代が接種の中心になっている」と述べた。
高齢者は7、8月頃をピークに従来型で4回目接種を受けており、3か月以上の接種間隔を考慮すると今後、接種が可能になる人も多い。
厚労省は「高齢者の接種はこれから伸びる。現役世代にどれだけ接種してもらえるかがカギになる」と語っているとのことです。
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