ある調査会社が、日本全国の高校生を対象に、なりたい職業や取りたい資格などについて調査した。
「高校生に将来いちばんなりたい職業」を聞くと、
○男子高生では、
1位「国家公務員・地方公務員」、
3位「機械エンジニア・整備士」
だった。
前年2位だった「国家公務員・地方公務員」が1位となり、
前年1位の「教師・教員・大学教授」は4位にランクダウンした。
「国家公務員・地方公務員」になりたい理由には、コロナ禍で教育現場の環境整備に努める姿を目の当たりにしたとの声もあった。
また、「システムエンジニア・プログラマー」になりたい理由は、小さい頃からプログラミングを身近に感じている、AIの開発をして貢献したいなど。
特に高2男子で割合が高かった。
○女子高生は
1位「国家公務員・地方公務員」、
2位「看護師」、
3位「教師・教員・大学教授」。
今年は「国家公務員・地方公務員」が1位となり、
前年1位の「看護師」は2位に。
また、高1女子では「薬剤師」がやや高めで、
そのほか、「臨床検査技師・診療放射線技師」が前年11位から6位にランクアップする結果となった。
「国家公務員・地方公務員」になりたい理由には、周りにいる人の影響や、外交官に憧れるという声があった。
「看護師」は、身近に働いている人や憧れる人がいたり、家族の入院がきっかけになったという回答もあった。
また、なりたい職業が「決まっていない・わからない」と回答した高校生は、全体で2割程度。
学年別にみると、前年と同様に学年が上がるほど割合は低くなった。
○「高校生が現在持っている資格」について聞くと、
全体1位は「実用英語技能検定(英検)」で4割超、
3位以降は「実用数学技能検定(数検)」
「電卓計算能力検定」が続いた。
また、女子高生では、
「Word文書処理技能認定試験」
「硬筆書写技能検定試験(旧ペン字検定)」も2%台ではあるが、5位に入った。
○「高校生に近いうちに取りたいと思う資格」について聞くと、
全体では、現在持っている資格と同じく、
「実用英語技能検定(英検)」が3割強で1位にランクイン。
2位の「TOEIC・TOEFL」は、現在持っている資格では3.6%にとどまったが、取りたい資格では2割超となった。
3位以降には「日本漢字能力検定(漢検)」「簿記検定」がランクインしたとのことです。
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