第99回東京箱根間往復大学駅伝競走往路
2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ
今季の学生3大駅伝初戦の出雲駅伝、同2戦の全日本大学駅伝をいずれも大会新記録で2冠を果たした、
駒大が箱根路でも強さを発揮し、2004年以来19年ぶりの往路優勝を果たした。
1区で円健介(4年)が2位と好発進。
2区で田沢廉(4年)は区間3位にとどまり、首位の中大には後れを取ったが、ライバルの青学大の近藤幸太郎(4年)には1秒差で先着した。
3区の篠原倖太朗(2年)が区間2位と踏ん張ると、4区の準エースの鈴木芽吹(3年)は一時、青学大の太田蒼生(2年)に逆転を許したが、小田原中継所まで抜き返し、タイム差なしながら首位に立った。
エースの田沢、準エースの鈴木はともに区間順位では青学大の近藤、太田に敗れたが、チームとして通過順位で負けない「駅伝力」を発揮し、勝利を呼び込んだ。
先輩たちの執念のたすきリレーで勢いを受けた5区の山川拓馬(1年)は、スタート直後に青学大の脇田幸太朗(4年)を突き放し、
さらに追い上げてきた中大の阿部陽樹(2年)からも逃げ切った。
全日本大学駅伝4区区間賞を獲得した実力派ルーキーが歓喜のゴールテープを切った。
復路にもハーフマラソン日本人学生最高タイムを持つ主将の山野力(4年)を9区に、スーパールーキーの佐藤圭汰を補欠に残す予定。
駒大悲願の3冠へ。力強く王手をかけました。
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