総務省の調査によると、地方公務員の平均給与は35万8,878円(全職種平均は36万9,733円)です。
前年から1,017円の減少となりました。
主な職種ごとにみていくと、調理員、用務員、自動車運転手、守衛、電話交換手等を行う技能労務職は34万7,689円(前年より2,231円減少)、
高等学校教育職で40万9,175円(前年より1,948円減少)、
小・中学校教育職で39万2,542円(前年より1,090円減少)、
警察職37万4,920円(前年より2,231円増加)。
警察以外は前年より減少となりました。
さらに都道府県別にみていきましょう。
47都道府県のなかで最も公務員の平均給与が高いのが「東京都」で45万3,595円。
続く「徳島県」は43万5,488円。
「宮城県」
「神奈川県」
「静岡県」と続きます。
一方、47都道府県で最も公務員の平均給与が低いのが「高知県」で37万5,110円。
続く「沖縄県」は37万5,542円。
「宮崎県」
「佐賀県」
「福井県」と続きます。
○都道府県「公務員の平均給与」上位5、下位5
上位5位
1位「東京都」453,595円
2位「徳島県」435,488円
3位「宮城県」434,222円
4位「神奈川県」433,423円
5位「静岡県」432,321円
下位5位
43位「福井県」385,786円
44位「佐賀県」382,716円
45位「宮崎県」380,167円
46位「沖縄県」375,542円
47位「高知県」375,110円
1位「東京都」と、47位「高知県」を比べると、その差は月7万8,485円、
1年で94万1,820円と、100万円弱の差にもなります。
東京都と高知県、地方公務員の平均年齢は東京都が42.3歳、高知県が42.2歳。
大きな差はありません。次に各種手当が含まれない給料を比較すると、
東京都が31万6,400円、高知県が31万0,600円。
確かに東京が有利ではありますが、そこまでの差ではありません。
次に諸手当を比較すると、東京都が13万7,195円に対し、高知県は6万4,510円で、
ここに大きな差がありました。
給料のトップは「三重県」で最下位は「千葉県」で、その差は月2万9,900円。
一方で諸手当額のトップは「東京都」で最下位は「長野県」。
その差は7万6,240円。
地方公務員の給与格差は、地域ごと諸手当に差とも言えそうです。
こちらからは以上ですお読みいただき、ありがとうございました。