エーザイは16日、米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、厚生労働省に承認を申請したと発表しました。
米国、欧州に続く申請となる。エーザイは2023年中の承認を目指しています。
エーザイは6日、米食品医薬品局(FDA)からレカネマブの迅速承認を取得し、米国でもフル承認の申請を実施しました。
さらに、11日には欧州医薬品庁(EMA)へ販売承認を申請し、欧州でも手続きを進めていました。
レカネマブは早期アルツハイマー病患者を対象とし、症状の悪化を27%抑制。
病気の原因物質の一つとされるたんぱく質「アミロイドベータ」を脳内から除去する効果があるということです。
エーザイは2021年6月に、アルツハイマー病新薬候補の「アデュカヌマブ」でFDAから迅速承認を得ていましたが、有効性などの問題から日本や欧州では承認の判断が見送られていました。
それだけに、レカネマブの承認の行方、収益貢献への期待に注目が集まっているということです。
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