塩野義製薬は今月17日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、
2021年7月から実施した5~11歳の小児を対象とした臨床試験(治験)で、安全性に関して良好な結果が確認されたと発表した。
これを受けて初回免疫で接種した際の抗体の量が成人の場合と比較して劣らないことなどを確認する段階に移行する。
低年齢層が使用できるワクチンは米ファイザー製など現在は供給数が限られており、塩野義は幅広い世代が活用できるワクチンとして開発を進める。
塩野義は1相から3相で構成される今回の治験について、安全性などを確認する第1段階と効果を確認する第2段階に分けて実用化を進めている。
第1段階で初回免疫で接種する安全性などを評価して、塩野義製薬は「良好な結果が確認された」とした。
そのため、第2段階に移行するとのことです。
塩野義製薬は昨年22年11月、成人を対象に開発中の新型コロナワクチンを厚生労働省に承認申請しており、12~19歳を対象とした治験も進めています。
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