マイナンバーカードは、今後様々な使い方が議論されています。
2023年3月時点においては、コンビニで住民票の写しや印鑑登録証明書などを受け取ったり、
マイナンバーにひも付けることで健康保険証として使ったりといったことが可能です。
ところで、そもそもマイナンバーカードは他人にみせてよいものなのでしょうか。
今回は、マイナンバーカードのセキュリティー面や紙の健康保険証廃止についての話です。
○紙の健康保険証廃止は現時点ではあくまで予定
マイナンバーカードの申請は、2023年3月時点では任意となっています。
マイナンバーカードは、健康保険証とひも付けることで保険証として使うことも可能になります。
現行の紙の健康保険証は2024年秋に廃止といわれていますが、現時点では飽くまで予定です。
デジタル庁の公式サイトには、2022年12月に開催された「マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する専門家検討会」の詳細が公開されています。
この検討会の資料を見ても、様々な意見が出されている上に、課題も多いのが現状です。
そもそも、検討会もまだ1回しか実施されておらず、全国保険医団体連合会からは、紙の健康保険証廃止の撤回を求める声も出ています。
薬局や医療機関では、マイナンバーカードの利用にあたって、カードリーダー導入などの負担も強いられることから、
今後も検討を重ねる必要はあります。
何よりマイナンバーカードは、現時点で発行までに1~2か月もの期間が必要です。
そのため紛失したときは、再発行されるまで医療機関の受診に支障が出ることになります。
デジタル庁は、発行までの期間を長くても10日間程度にしていきたいとしていますが、これも現時点では飽くまで目標です。
こういったさまざまな状況から、実際に紙の健康保険証が廃止になるかどうかは、多数の課題をクリアしてから決定されると考えられます。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊