JR東海は、6月2日午後7時35分、大雨の影響で東海道新幹線の東京―名古屋駅間の運転中止をホームページで発表しました。
新幹線は新富士駅で停車。
同駅構内では、駅員に説明を求めて詰め寄る人の姿も見られるなど混乱しました。
運転中止となった新幹線は、午後2時に東京発、新大阪駅行きのぞみ231号。
午後2時50分ごろに新富士駅付近で止まってしまいました。
静岡などで大雨が続いており、「運転再開まで相当な時間がかかる見込みです」とのアナウンスが繰り返し流れたそうです。
5時間近く経過した午後7時40分ごろ、「関東、東海地区の大雨の影響により全列車の運転中止を決定しました。明日以降の運行予定は一切決まっていません」
とのアナウンスが突然流れ、車内で「ええっ!!」との驚きの声が漏れたとのことです。
午後8時10分すぎ、列車は少し移動して新富士駅のホームに停車。
「駅周辺のホテルは満室で、最寄りのコンビニは徒歩10分程度かかります」
とのアナウンスが流れる中、乗客の多くがいったん下車しました。
この先、列車がどうなるのか、車内にいてもいいのかといったアナウンスはなかったそうです。
駅ホームにいた係員は「列車は回送になるかもしれない。このまま車内にいられるかどうか分からないです」と語り、別の係員は「朝までは車内にはいられないと思います」と話していました。
駅の改札付近は、多くの人で混み合った。
新横浜から大阪に向かう途中だという乗客は「きちんと説明もなく、ホテルも一杯。車内にいられるかどうかも分からなんておかしいし、野宿しろということなんでしょうか」と怒りをあらわにしていたそうです。
学生を引率して東京などへ修学旅行中で、奈良に帰るはずだった教員は「車内でホテルに連絡して何とか予約できて良かった。
夜ご飯がまだなので買い出しに行かなければならず、保護者にも連絡しなければならないので大変です」
と急ぎ足で改札に向かった。
車内では、ミネラルウオーターやカロリーメイトが配らる配慮があったとのことです。
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