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ラクラクブログ rakuraku.com

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おっぱい募金の賛否両論について

 
 
「おっぱい募金」は法律的にセーフなのでしょうか。

 

「おっぱい募金」という企画について、それを中止するように求める署名が、「Change.org」というネット署名サイトに投稿され、話題になっている。

 

 

ネットでは「おっぱい募金」に対して賛否両論あり、肯定派・否定派が互いに論争し合っているが、どちらも感情的な議論ばかりで、正直不毛な争いに終始している。

 

 

それゆえ、ここでは感情的な議論は一旦置いておき、あくまで「おっぱい募金」が法律的にセーフなのかアウトなのか、について論じてみたいと思う。

 

 

 

「おっぱい募金」はじつは今から12年も昔、2003年に始まっている。

 

開始初年は募金総額35万円というなんとも寂しい結果に終わっているが、徐々に認知度が高まってゆくにつれて、金額も増えていき、開始10年目の2012年には477万円にも上り、翌2013年には585万円、昨年2014年はなんと727万円と、鰻登りで増えてきているのである。

 

 

 

これだけの実績を上げているのだから素晴らしいではないかと思うかもしれないが、では実際に「おっぱい募金」の内容を知ったらどうだろうか。

 

 

今年の「おっぱい募金」のシステムは以下の通り。

 

 

 

○ 入場前に年齢確認(18歳未満入場不可)

 

○ テレビ番組への出演承諾書の記入

 

○ 入場後、募金箱に寄付(1000円以上推奨)

 

○ 手を消毒する

 

○ 合計7名のAV女優が、生のおっぱいを出した状態で並び、参加者は順番におっぱいを触ってゆく

 

 

 

これをして微笑ましいイベントだと感じるかどうかは人それぞれ感性の違いだと思うし、現に参加者のなかにはSNSなどで参加してきたことを公言している人もいる。

 

 

だが一方で、このイベントのニュースを見て、恥ずかしいとか、不快だとか思う人も数多く存在する。

 

 

おっぱいを触られるAV女優たちへの人権侵害だと憤慨する人たちもいるし、そうかと思えば、AV女優たちは同意の上でイベントに出演し、会場での様子や彼女たちのSNSなどを見る限り、

本人たちも楽しんでやっているのだから問題はない、AV女優たちが可哀想だと言うことのほうが却って彼女たちへの職業差別だと反論する人たちもいる。

 

 

 

そうした感情的な対立は結構だが、そのような論争ばかりではこのイベントじたいが孕んでいる重大な問題が見過ごされてしまう。

 

 

それは、このイベントははたして法律的にセーフなのか?ということだ。

 

 

 

○公然わいせつの可能性

 

先のイベントの流れのなかで書いたように、入場時に年齢確認するものの、それを通過すれば出入り自由なので、誰でも自由に出入りできる場所、しかもそれをテレビで生中継されているという状況で、

AV女優たちはおっぱいを曝け出していることになる。

 

 

公然わいせつとは、刑法によると、

「公然とわいせつな行為をすること」とあり、公然とは不特定または多数人が認識しうる状態のことを指す。

 

 

 

不特定多数の人間が出入りする場所でおっぱいを曝け出して触らせる行為は、普通に考えて公然わいせつに当たると思われるがどうだろうか。

 

 

 

その場合、イベント運営に携わる人間のみならず、現にわいせつ行為を行っていたAV女優や一般参加者たちは犯罪行為の当事者なので、当然罪に問われることになる。

 

 

 

風俗営業法違反の可能性

 

おっぱいを触らせるという性的サービスを提供することが、「性風俗関連特殊営業」(いわゆる性風俗)に該当する可能性は高く、その場合、必要な営業許可を取得せずに営業を行うと風俗営業法に違反する。

 

 

 

少なくとも「おっぱい募金」は性風俗営業の許可を得て行っているわけではないので、「おっぱい募金」が性風俗だと認められれば違法行為だということになる。

 

 

 

 

おっぱいを触らせることが風俗行為にあたるのかどうか議論の余地があるかもしれないが、運営側が「募金」という形で実質的にはおっぱいを触る料金を得ていることから、これは金銭を払って性的サービスを受ける性風俗営業だとする見方がある。

 

 

だが、「おっぱいを触る」ことの対価としての「募金」は、毎年ちゃんと慈善団体に寄付されているということから、

「募金」は「おっぱいを触る」ための料金ではないと、運営側は否定している。

 

 

 

以上の2点において法律的にセーフなのかどうか、実際のところ専門家に聞いてみなければわからないが、もしかしたら専門家でも意見が分かれるかもしれない。

 

 

また、現に警察が摘発していないことから、法律的には難しいところなのかもしれない。

とはいえ、運営側が「おっぱい募金」を100%セーフだと思ってやっているわけではないことは、

上述した「おっぱい募金」の一連の流れから窺える。

 

 

 

○入場時の年齢確認(18歳未満入場不可)

 

もし「おっぱい募金」がわいせつでも風俗行為でもないのだとすれば、「18歳未満入場不可」なのはおかしいのではないか。

 

 

 

なぜ「18歳未満入場不可」といえば、それは風営法に「18歳未満の者を営業所に立ち入らせてはならない」という規定があるからだろう。

 

 

しかし、それは逆に、みずから風俗営業を行っていると言っているようなものではないだろうか。

 

 

 

○テレビ番組への出演承諾書の記入

 

じつはこれが「おっぱい募金」の大きなポイントで、イベントをテレビで生中継するということが、このイベントの性風俗営業的な側面をうまく誤魔化す要因になっている。

 

 

イベント参加者に出演承諾書を書かせることで、彼らはあくまでテレビ番組の出演者であり、お金を払って性風俗行為を受ける「お客さん」ではないと言い訳ができる。

 

 

 

これは「AV撮影への出演」ということであれば、実質的にはお金を払って性行為をしているにもかかわらず売春行為にならないというのと同じ理屈で、

「テレビ撮影への出演」という名目であれば、公衆の面前でおっぱいを触ることも番組上の演出に従っただけだということになる。

 

 

 

つまり、参加者はみなおっぱいを触りに来たお客さんの「役」を演じている、テレビ番組の出演者に過ぎないという理屈が成り立つのである。

 

 

 

○入場後、募金箱に寄付(1000円以上推奨)

 

実質的にはおっぱいを触るための料金なのだが、これを「募金」と称することで、「おっぱいを触る」という性的サービスと「金銭の授受」との関係性を否定している。

 

 

これは逆に言えば、普通にお金を取っておっぱいを触らせたら性風俗営業になってしまうということ。

 

 

 

1000円以上という金額を提示しているのも、おっぱいを触る対価としての「価格設定」を明確に示している。でなければ1円からでもいいはずである。

 

 

 

○手を消毒する

 

アイドルの握手会でも手の消毒をしているケースはあるようなので一概に言えないが、これはいかにも風俗っぽいなと思わせるところ。

 

 

消毒しないと触ってはいけないような身体の部位を触らせているという自覚はあるということ。

 

 

 

○合計7名のAV女優が、生のおっぱいを出した状態で並び、参加者は順番におっぱいを触ってゆく

 

 

これも演出として重要な部分。

 

ネタ元の「24時間テレビ」が武道館の入り口で、ジャニーズが並んで募金を受け取る場面のパロディなので、当然全員が並んでいるという画が欲しいのだろうが、

やり方のひとつとして、各女優をパーティションで仕切るAKB48の握手会のようなやり方もあるはずだが、

それはしない、なぜか。

 

 

もし、おっぱいを触られるAV女優のなかに塩対応な人がいたとする。それが仕切られたブースの中で1対1で接客したら、

AV女優がイヤイヤおっぱいを触られている、ということになりかねない。

 

 

 

だが、全員が横並びでみんなが笑顔を振り撒いていれば、ひとりだけ塩対応というわけにもいかない。女優たち全員が嬉々としておっぱいを触られている、

という雰囲気にしておかなければ、参加者たちも自分が何か悪いことをしているような罪悪感を抱いてしまう恐れがある。

 

 

AV女優たちが笑顔だったからといって、必ずしも彼女たちが本心から楽しんでいたかどうかはわからない。そう思いたいのは参加者たちの幻想に過ぎないのかもしれない。

 

 

 

と、このように運営側がイベント運営にあたってかなり周到に予防線を張って、あたかも違法行為がないかのように見せようと努力した跡が見える。

 

 

というか、10年以上続いているイベントだし、昔は「おっぱい募金」よりももっとアブナイ企画がたくさんあったようで、たぶんそれらは警察の指導が入ってアウトになったのだろう。

 

 

かつては募金金額も1000円を「推奨」するのではなく、1回1000円と明確に決まっていた。

 

 

だが、それだとあたかも「料金」のように見えてしまうので、「募金」であることを強調するために「何円でもいいけど1000円以上でお願いします」というふうになったのである。

 

 

 

「おっぱい募金」の違法性の有無は、前述の2点のうち1点目の「公然わいせつ」については、多くの「わいせつ性」の有無を問う事件などで明らかなように、

 

当局の恣意的な判断によって大きく左右されるため、本件がかならずしも「わいせつ」に当たるかどうか、はっきりしたことは言えない。

 

 

2点目の「風俗営業法違反」については、「おっぱいを触らせる」ことが性的サービスの提供であると認定されれば、

 

「募金」の名目で支払われた金銭が実質的な「料金」となるか否かが問題になる。

 

 

そこで気になるのが、「募金」ははたして本当にしかるべき団体などに寄付されているのか?という点だ。

 

 

 

それは、「おっぱい募金」を運営するリーレ株式会社(パラダイステレビ)のHPにちゃんと記載されている。

 

 

 

HPのニュースリリースには、2012年、2013年の「おっぱい募金」の全額を「公益財団法人エイズ予防財団」へ寄付したという報告がある。

 

 

これを見ると「なんだ、ちゃんと寄付しているじゃないか」と安心するが、しかし、よく見るとおかしな点に気がつく。

 

 

 

2014年には過去最高金額を記録したにもかかわらず、その寄付の報告がない。

 

 

2012年、2013年はともに同年12月に寄付の報告をしている。

 

 

にもかかわらず、2014年12月から現在まで一切報告の記載がないのだ。そして、その代わりに、2015年1月に突如として「子どもの未来支援委員会」という謎の慈善団体を立ち上げている。

 

 

「おっぱい募金」というただでさえいかがわしいイベントに加えて、突如あらわれた謎の慈善団体、まるで都市伝説のようだが、すべて本当の話だから驚きだ。

 

 

 

「子どもの未来支援委員会」はそのHPで、「おっぱい募金」を運営するリーレ株式会社が設立したと明確に記載されている。

 

 

そして、「おっぱい募金」で集めたお金を、エイズ予防啓発に関する団体へ助成金として寄付するための組織だと説明されている。

 

 

さらに2015年度の助成金申請の募集は同年1月から3月までのわずか2か月間しかなく、1団体につき50万円から200万円までと制限されている。

 

 

2014年度の募金総額727万円は、1つの団体に全額寄付することはできないということである。実際にこれをどれくらい申請し、寄付された団体があるのかは不明だ。

 

 

 

唯一、これまでずっと寄付してきた「エイズ予防財団」が発行する2015年度のパンフレットに、「子どもの未来支援委員会」の助成金で作成したと書いている。

 

 

 

10年来の寄付先であった「エイズ予防財団」への寄付をなぜか急に止め、自前で作った慈善団体に寄付金を一旦移動させてから、

募集のあった団体に200万円の上限付きで寄付するという迂回をしなければならないのは、いったいなぜなのだろうか。

 

 

 

さらに、それに続いて急展開が起こる。

 

なぜか、毎年8月に行われている「おっぱい募金」が、その開催のアナウンスが一切無く、8月が過ぎてしまう。

 

 

だが、じつはその裏で同じ8月に、「子どもの未来支援委員会」が「一般社団法人未来支援委員会」と名称を変え、一般社団法人という法人格として登記していたのである。

 

 

 

一般に非営利の慈善団体をわざわざ法人化するのには、世間の信用を得るためという利点が大きい。

 

 

「おっぱい募金」の寄付先としてそれなりの団体に寄付しているということが言えないと、イベントの根底を支えている「募金」という建前が、まったく信用の置けないものになってしまう。

 

 

 

 

ひとつ気になるのは、非営利の一般社団法人においては、寄付金は非課税(課税対象外)になるということ。

 

 

普通の法人では寄付金も課税対象になるが、一般社団法人にすると租税回避ができてしまうのだ。

 

 

 

そして、今年2015年の募金の寄付先は「一般社団法人未来支援委員会」となっており、イベントHP上でもリンクのバナーが貼ってある。リンク先に飛ぶと、「一般社団法人未来支援委員会」のHPはトップページのみの簡素な作りで、爽やかな草原の写真と、丸ゴシックのフォント、説明文には何の内容もない。

 

 

 

 

ここまでの一連の流れをおさらいすると、以下のようになる。

 

 

 

2014年12月 2014年度「おっぱい募金」の寄付先を報告せず

 

2015年1月 「子どもの未来支援委員会」設立。2014年度「おっぱい募金」からの助成金募集

 

2015年8月 毎年この時期に開催されている「おっぱい募金」開催されず

 

2015年8月 「子どもの未来支援委員会」が「一般社団法人未来支援委員会」へと変更

 

2015年12月 2015年度「おっぱい募金」開催。寄付先は「一般社団法人未来支援委員会」

 

 

 

これを見ると、2014年12月から今に至るまでの寄付先の変遷と、それに伴うイベント開催時期の変更が、いかに慌ただしく行われたのかがよく窺える。

 

 

 

寄付先の変遷と開催時期の変更に、はっきりとした因果関係があるどうかはわからないが、なぜか時期的に符合する箇所が見られるのは、奇妙な一致と言わざるをえない。

 

 

 

さらに付け加えるならば、じつは2014年度から「おっぱい募金」の主催者がパラダイステレビ(リーレ株式会社)からスカパー!に移行しており、「おっぱい募金」の番組放映はそれまでのパラダイステレビでの有料放送からスカパー!での無料放送になっている。

 

 

 

さらに番組の放映権だけでなく販売権もスカパー!に移行しているのか、2013年度の「おっぱい募金」まではパラダイステレビの有料配信で生放送のダイジェスト版が販売されているが、2014年度版は現在まで販売されていない。

 

 

つまり、2014年度以降、パラダイステレビ(リーレ株式会社)は「おっぱい募金」によって得てきた利益を丸々失ってしまっていることになる。

 

 

そのことが、2014年以降の寄付金の流れの不透明さと同関係しているかは定かではないが、「おっぱい募金」による「失った利益」と、「消えた募金」とが同時期に起きている事象であることは、ただの偶然なのだろうか、と首を傾げてしまう。

 

 

 

2014年以降、急に募金の寄付先が不透明になってしまったことは、じつは「おっぱい募金」肯定派も否定派もともにその事実を認めているが、

 

なぜかともにその事実について、事のついで程度にしか言及していない。だが、誰がどう見ても、この点が一番の問題であるのは明らかだ。

 

 

 

もし仮に、2014年の募金の一部が運営側の懐に入ってしまったとしたら、募金として集めたお金の着服・横領ということになる。

 

 

 

さらに、今年に至っては、あらかじめ募金を一旦プールしておくための慈善団体を作った後の募金イベント開催ということになると、そもそも募金じたいが詐欺だということになるかもしれない。

 

 

 

 

もし募金が詐欺だったならば、「募金」と称して受け取った金銭は運営側の利益となり、名実ともに「おっぱいを触る」ことに対する「料金」だということになる。

 

 

つまり、2014年以降の募金の行く先を明らかにすることで、「おっぱい募金」じたいが違法かどうかも明証できるのである。

 

 

 

「おっぱい募金」が法律的にセーフかアウトか、それは最終的には当局が判断するしかない。

 

 

だが、どうか感情的で不毛な論争をしている人たちは、感情的なことはひとまず置いて、ここで書いた事実を法律と向かい合わせて見ていただきたい。

 

 

感情的な論争は、互いに相手を罵り合い、傷つけ合うだけだ。人の感情はさまざまで誰が正しいとは言い切れないが、事実はひとつしかない。

 

 

そして、その事実が法律に適しているかどうか。もし適していなければ、それは感情的にどう擁護できたとしても、犯罪だということになってしまう。

 

 

「おっぱい募金」は法律的にセーフだと思われるだろうか?

 

いろいろ語りましたが、私はおっぱい募金で、救われている人々がいることを信じています。

 

 

こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。