第一三共とアステラスの主力薬好調により増益となりました。
○第一三共は主力の抗がん剤「エンハーツ」の販売が好調
第一三共は今月27日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比5%増の1150億円になる見通しだと発表しました。
アステラス製薬も同日、24年3月期の連結純利益が2.3倍の2270億円になる見通しだと発表。
第一三共は抗がん剤「エンハーツ」が好調、アステラスは前期に計上した減損損失がなくなることに加え、前立腺がん治療薬「イクスタンジ」が伸びています。
両社とも主力薬がけん引している状態です。
両社はそれぞれ業績の好調を受けて年間配当を増やすとのことです。
第一三共は前期より4円増の34円、
アステラスは10円増の70円とすることが予定されています。
両社は同日、23年3月期の連結決算を発表。
第一三共の純利益は前の期比63%増の1091億円、
アステラスの純利益は20%減の987億円でした。
第一三共はエンハーツが好調。
アステラスはイクスタンジなどが伸びて売上収益(売上高に相当)は増えましたが、腎性貧血治療薬「エベレンゾ」の販売苦戦に伴う減損損失を計上しています。
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