✨2023年夏のボーナス、平均支給額は高水準!
6月29日、日本経済団体連合会(経団連)は、「2023年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」の第1回集計(中間集計)結果を発表しました。
これによると、妥結額の総平均は95万6,027円です。
2022年の妥結額の総平均は92万76円でしたので、前年比3.91%増、金額にして3万5,951円増となります。
集計済みの企業が異なるため、単純な比較はできないものの、中間集計段階では、2019年の97万1,777円、2018年の96万7,386円に次ぐ過去3番目の高水準です!!!
製造業の妥結額の平均は、94万9,186円で前年比3.07%増(2022年は92万922円)、
非製造業の妥結額の平均は、100万1,251円で前年比9.48%増(2022年は91万4,571円)でした。
業種別の妥結額はどうでしょうか。
妥結額の高かった業種から順にまとめました(左から、業種、妥結額、前年比の増減率、2022年の妥結額の順)。
◎業種別の妥結額一覧
建設 127万8,054円 2.33%減 130万8,540円
機械金属 108万9,354円 15.33%増 94万4,542円
造船 101万2,763円 9.38%増 92万5,920円
自動車 101万2,409円 10.54%増 91万
5,842円
食品 100万5,851円 4.22%増 96万5,151円
電機 97万6,579円 2.09%増 95万6,553円
鉄鋼 97万2,759円 4.54%減 101万9,071円
化学 90万397円 6.38%減 96万1,713円
情報通信 88万3,134円 7.03%増 82万5,139円
非鉄・金属 81万1,744円 7.37%減 87万6,372円
印刷 77万9,152円 0.37%減 78万2,077円
繊維 77万7,280円 6.25%減 82万9,057円
セメント 67万3,612円 10.20%減 75万137円
紙・パルプ 67万148円 3.19%減 69万2,242円
コロナ禍からの経済活動の回復を受けて業績が上向いた企業が多くみられ、社員へのボーナスも手厚くなった印象です。
自動車や食品、造船など8業種では前年比で増加となりました。
業種別で最も妥結額が高かったのは建設で127万8,054円でした。
一方、資源・エネルギー価格の高騰で業績が厳しいセメントや紙・パルプ、非鉄・金属など、半数にあたる8業種では前年の水準を下回りました。
専門家によると、近年まれにみる物価高のもとでの労使交渉で、ベースアップを含む月例賃金の引き上げを重視した結果、ボーナスを抑えた企業もあるそうです。
何はともあれ、ボーナスは嬉しいですよね!
今年の夏休みはコロナも終わり、楽しく過ごせそうですね✨