今週のお題「買いそろえたもの。ジェネリック家電」の話
ジェネリック家電とは、国内大手家電メーカー8社以外の、国内中小優良家電メーカーが製造するジャパンクオリティー(日本標準品質)を持つ家電製品を、主に言います。
家電大手8社の製品も、その多くが中国、韓国など海外の工場で製造されています。
これらは国産家電メーカー製品として流通していますよね。大切なのは、メード・イン・ジャパン(どこで造られたか)より、ジャパンクオリティーが保証されていることだと思っています。
具体的には、大手家電8社以外の国内メーカーが販売する、ジャパンクオリティーを持つ家電製品が、ジェネリック家電になります。
逆に、いくら知名度が高いメーカーの製品であっても、アフターサービス対応が万全でなかったり、ジャパンクオリティーを持っていなかったりすれば、ジェネリック家電とは呼べません。
ジェネリック家電の前に、家電大手8社のことからお話しします。
家電大手8社という言葉は、1970年以前から全国に自社の販売直営店ネットワークを持っていた家電メーカーを、大手8社とメデイアが呼んだことに起因します。
その8社の製品を、日本橋(大阪市)や秋葉原(東京都)の家電卸問屋で取り扱うことになったのが、家電量販店のルーツです。
それまで国内では、それぞれの家庭にかかりつけの町の電気店があり、その電気店の系列であるメーカー以外の製品を買うことはできませんでした。
それをテレビはパナソニック、ステレオはソニー、エアコンは東芝と、自由に購入できる家電量販店が登場したのは、家電販売の歴史上、革命的な出来事でした。
しかし、その圧倒的な人気の中で、家電量販店が大手8社以外のメーカー製品は取り扱わない、という暗黙のルールができたとみられます。
どれほど優秀な製品を造るメーカーであっても、家電量販店で販売してもらうことができず、行き場を失うことになりました。この家電量販店から漏れ落ちたメーカーと製品が、家電量販店で販売してもらえないB級家電と呼ばれるようになったのです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊