JR東日本は、通勤時の混雑緩和に向けて、混雑する時間帯以外に鉄道を安く利用できる「オフピーク定期券」について、来年3月ごろの導入を目指すと明らかにしました。
これは6日開かれたJR東日本の記者会見で、社長が明らかにしました。
コロナ禍でリモートワークなど新たな働き方が進み、感染対策も課題となる中、JR東日本は、朝の通勤時など混雑のピークを緩和させるためにピークの時間帯以外に利用できる「オフピーク定期券」の導入を検討していて、会見で社長は来年3月ごろの導入を目指すと明らかにしました。
「オフピーク定期券」では、通常の定期券より10%程度値下げした価格を設定するとしています。
一方で、通常の定期券はこれまでより1~2%程度の値上げを行うとしていて具体的な時間帯やエリアの設定などは、今後検討するということです。
「国の委員会でも鉄道運賃の料金制度の在り方に関する議論が進んでいて、オフピーク定期券の導入の後押しになると理解している。ピーク時間以外のご利用を促進し、なるべく早く認可申請を実施したい」と述べ、実施に向けた準備を進めていく考えを示しました。
地方鉄道を取り巻く環境が厳しさを増す中、国土交通省はこのような新たな運賃体系の導入に向けて、委員会で中間報告をまとめるなど具体的な検討を進めているとのことです。
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