乳ガン検診が推奨される年齢(年代)は何歳なのでしょうか。
専門家によると、
「40代に入ったら、1年に1回マンモグラフィーを受診することを厚生労働省が推奨しています。20代、30代は特に決まってはいませんが、若い人の発症が増加していることを考えると、定期的に検診を受けるのがお勧めです。
ただし、20代、30代は乳腺がまだ発達しており、マンモグラフィーだと病変が見つかりにくいため、超音波検査の方が適しています。母親や祖母など、女性の親族に乳がんの人がいる場合は20代から検診を受けましょう。また、どの年代でも月に1度は、しこりの有無などのセルフチェックを行うことが大切です」
○乳がん検診は、生理中・妊娠中でも受けることができますか。
「生理中でも受けられます。ただし、生理前で乳腺が張っているときは、マンモグラフィーで痛みを感じやすかったり、超音波で病変が見えにくかったりするので避けましょう。
妊娠中は、被ばくの可能性がゼロではないマンモグラフィーは避けてください。超音波は検診可能ですが、乳腺・乳管が女性ホルモンの増加によって発達しているため、病変がとても見つけにくい状態です。なるべく妊娠初期のうちに済ませましょう」
○乳がん検診当日の服装に悩む女性も少なくないようです。どのような服装だと検査を受けやすいでしょうか。
「上半身をすぐに出せるように、ワンピースのような、ボトムとつながっているような服装は避けてください。前開き、かぶりものはどちらでも構いません」
○「乳がん検診を受けたことがない」「どんな検査なのか不安」といった女性は少なくないようです。
「乳がんの最大の特徴は、胃がんや大腸がんなどと違い、体の表面近くにあることです。そのため、自分でも発見できる唯一の癌ともいわれています。
早期発見もしやすいので、死亡率が高くないというのも特徴の一つです。
がんで命を落とさないためには、『がんにならない』『早期発見で治療する』という2つの方法があります。乳がんにならないためには、脂肪分の多い洋食を減らし、和食中心の食事を心掛けることなどがありますが、これをすれば予防できるというものは現時点では見つかっていないため、早期発見が一層重要になってくるのです。
どの年代でも、月に1度はセルフチェックを行いましょう」とのことです。
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