処女膜の役割は、
「腟を細菌感染から守るため」「腟に水が入らないようにするため」などといわれることがありますが、正確なところは解明されていません。
強いて言えば、子宮や膀胱などの本来、骨盤内にあるべき臓器が下がって腟外に飛び出してしまう骨盤臓器脱(子宮脱)がおこった際には処女膜をたしかめることがあります。
処女膜の位置を基準にして、骨盤内の臓器がどれくらい下がっているかを確認するからです。
○処女じゃなくても、処女膜はある
名前に「処女」という単語が入っていますが、実は処女だけにあるわけではありません。
処女であろうとなかろうと、女性の体には一生、処女膜が存在しています。
また、一部が裂けたり、脱落したりしたとしても処女膜痕として、一部分が残っているため、処女膜があった位置はわかるようになっています。
なお、専門家によると、
「処女かどうかは医師が処女膜を確認すればわかる」といった都市伝説がありますが、それはまったくのデマだそうです。
医師が見ても、誰が見ても、処女膜だけでその人が処女かどうかを見分けることはできないとのことです。
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