◎アルミホイルに裏表はあるのでしょうか?
アルミホイルの片面は光沢のある質感ですが、反対側は光沢が抑えられており、マットな質感です。
このように両面の質感が異なることから、「アルミホイルには裏表がある」と思った人も多いのではないでしょうか。
実は、アルミホイルには裏表がなく、どちらの面でも使用して問題ありません。では、なぜアルミホイルの両面は、質感が異なるのでしょうか。
◎アルミホイルの質感が異なる理由
アルミホイルの両面の質感が異なる理由は、アルミホイルを製造する工程に関係しています。
アルミホイルは、効率よく製造するために、薄いアルミ箔を2枚重ねにして製造します。2枚に重ねたアルミホイルを、上下に2本ずつあるローラーに挟んで伸ばして、薄くする(圧延する)ことで、アルミホイルが作られるのです。
そのため、ローラーに接していた面は光沢のある質感になり、アルミホイル同士が重なっていた面は光沢が抑えられたマットな質感になります。
このように、アルミホイルは製造過程によって質感や見た目が異なっているだけで、材質も機能も同じため、裏表を気にせず使うことができます。
◎裏表があるアルミホイルも存在する
通常タイプのアルミホイルには裏表がありませんが、特定の用途に特化するために特殊な加工をして機能性を加えられているアルミホイルには、裏表があります。具体的な例を紹介します。
1. フライパン用アルミホイル
フライパン用のアルミホイルは、片面にシリコン加工が施されています。このアルミホイルのメリットは、油をひかなくても食材がフライパンにくっ付きにくくなる点です。油を使わないのでヘルシーなうえに、フライパンを洗う手間も省けます。
2. 黒いアルミホイル
黒いアルミホイルには、熱吸収効果を高めるために、片面に黒印刷加工が施されています。このアルミホイルのメリットは、食材に素早く火が通る点です。
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