子どもが他の子に手に出してしまう原因は、なぜでしょうか。
よく手を出す子どもには、どのような傾向があるのでしょうか。
人間は自分の取った行動がよい結果をもたらせば、その行動を繰り返すものですが、子どもが他の子に手を出すのもこのケースと似ています。
もし、子どもが他の子をたたいたことで、相手の子が言うことを聞いたり、自分の思い通りになったりすれば、たたくと効くと覚えます。
また、それまでの学習がそれを後押ししてしまうこともあります。身の回りでたたくと効くというシーンに触れている場合がそうです。
例えば、ゲームなどを通して、力で打ち勝つことを体感したり、子どもが言うことを聞かないときに親がたたいたりすることがあれば、なおさらです。
その子にとって、力で解決することが一番手っ取り早い手段となってしまうのです。
もちろん、家庭内でそのようなことがないのに手が出てしまう子もいます。
とっさに手が出るというのは、いわば、真っ先に思いつく原始的な自己防衛ともいえるからです。そのため、小さい子ほど、手が出がちになります。
と知り合いの保育士さんが教えてくれました。
~おしまい