化粧品は女性が使うもの、という印象が強いですが、近年は男性が化粧品を購入するケースも増えているそうです。
調査によると、2020年の男性の化粧品市場は前年比4%増の373億円で、2016年と比べると12%増加しています。
特に10代から20代の若い男性ほど、化粧品に対して強いこだわりを持っているようです。
そんな中、「就職活動時の面接は第一印象が大事」といわれることから、ネット上では「女性だけでなく、男性も就活時に化粧品を使った方がよい」といった意見があります。
就活時の第一印象をよくするために、男性も化粧品を使った方がよいのでしょうか。
化粧品を使い分け、不自然な印象は与えないようにした方が良いと思います。
基礎化粧品は肌を健やかに保ち、肌質自体を整えるのが目的で、クレンジングや洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックなどが該当します。
一方、メーキャップは肌荒れやシミ、シワを隠し、外見を整えるために使う物で、化粧下地やファンデーション、おしろいなどが該当します。
男性向けの市場では、従来は基礎化粧品の売り上げが伸びていましたが、近年はメーキャップがZ世代(1990年代後半から2010年代前半までに生まれた人を指す)の男性から注目されるようになりました。
化粧をすることで、ビジネス上のメリットのほか、Z世代の男性にとっては、自分を自由に表現できる、母親の影響で幼少期から日焼け止めを使用していた、などの理由があると考えられます。
また、化粧品を使うと、実際に第一印象がよくなることが多いです。
新型コロナウイルスの流行以前から、男性向け化粧品市場は伸び続けていますが、コロナ禍で、オンライン会議で自身の顔を認識する機会が増えた、自分の時間が増えたため、自分磨きに時間とお金を使う機会が増えた、などの要因で、その動きはさらに加速しているようです。
衣食住の後に美容に関心が向くのは、世界共通です。
当面は男性向け化粧品市場が伸び続けると考えられます。
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