例えば、税金(所得税・住民税)が3万8134円、社会保険料が11万9836円となり、これらを全部足すと、年間15万7970円が非消費支出として年金収入から引かれることになります。
年金を182万円もらっても手取りは166万円程度になってしまうということです。
老後の生活をイメージしてみる 総務省の家計調査(家計収支編/2021年)によると、65歳以上の単身無職世帯の平均消費支出は1カ月あたり13万2476円、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均消費支出は1ヵ月あたり22万4436円となっています。
ちなみに同データにおける社会保障給付は65歳以上の単身無職世帯は平均12万470円、65歳以上の夫婦のみの無職世帯は平均21万6519円となっています。
手取り収入166万円から65歳以上の単身無職世帯の平均消費支出を年額にした約159万円を引くと、年間7万円の黒字となります。
このことから、新卒から定年まで、平均年収500万円で働いてきた会社員は、年金だけで生活することは可能であることがわかります。
ただ、個々の状況によって必要な生活費は変わってくるので、あくまでも目安としてみてください。
また、不測の事態が起きると、収支は大きく変わってくるので、老後の安心のためにも老後資金を蓄えておいた方が良いと思います。
以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊