○定年後に「働かなくてもいい」のは現役時代の年収いくらからか。
必要な金額を確認しましょう!
「老後は仕事をせず、悠悠自適に暮らしたい」そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、そんな暮らしをするためには収入としてそれなりの年金を毎月受給する必要があります。
そして会社員の場合、年金がいくらになるのかは年収によって決まります。
ある調査会社が、年収いくらであれば老後の暮らしに十分な年金をもらえるのかを調べてみました。
1 老後働かずに暮らすにはいくら必要?
2 夫婦で年金を毎月26万円受給するには?
3 まずは自身の老後の支出額を想定しよう!
老後働かずに暮らすにはいくら必要なのでしようか。
最初に考えるべきことは、老後働かずに暮らしていくためには一体いくらくらい必要なのかということです。
“老後資金2000万円問題”で話題となった金融庁の報告書「高齢社会における資産形成・管理」によると、平均的な高齢者夫婦の支出額は毎月約26万円となっています。
平均的な年金受給額は夫婦で約19万円のため、毎月7万円程度の赤字になるというものでした。
もちろん、毎月の支出額がいくらになるのかには個人差があり、賃貸か持ち家か、結婚しているか独身なのかなどによっても異なります。
「毎月26万円」は一つの目安となるでしょう。
○夫婦で年金を毎月26万円受給するには?
夫婦で年金を毎月26万円受給するには、年収がいくら必要なのでしょうか。
このことを考える場合、まずは共働きなのか、あるいは片働きなのかを考える必要があります。
共働きであれば、受給額は夫婦それぞれ13万円ずつであればよいわけです。
夫婦がどちらも国民年金保険料を満額で受け取れるのであれば、令和4年度の満額は6万4816円です。