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今回はコロナのリバウンドの話です
米製薬大手ファイザーは、米国でデルタ株が主流だった頃に、抗ウイルス薬「パクスロビド」(日本での商品名は「パキロビッド」)の正式な臨床試験(治験)を実施した。
この治験では、パクスロビド2錠を1日2回、5日間にわたって投与した。その結果、リバウンドを経験した人はパクスロビドを服用した人の2%未満だったと報告された。
だが、ここ数カ月でパクスロビドを処方した医師たちは、リバウンドするケースが実際にはもっと多いようだと述べている。
米エール大学医学部の感染症専門医、スコット・ロバーツ氏の経験では、リバウンドの発生率は5%に近い。
これは、米ケース・ウエスタン・リザーブ大学の研究者たちが公開したリバウンド事例に関する論文の値と一致している。
この研究では、オミクロン株が主流となった2022年1〜6月に発生した、パクスロビドまたは米製薬大手メルクの抗ウイルス薬「ラゲブリオ」(一般名は「モルヌピラビル」)投与後のリバウンドを評価した。論文は査読前の医学論文を投稿するサーバー「medRxiv」で2022年6月22日に公開されている。
米国での処方数はパクスロビドの方が多く、2021年12月に米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を受けて以来、約300万回分が処方されている。
一方、ラゲブリオの処方数は約50万回分と少ない。
ケース・ウエスタン・リザーブ大学の調査では、パクスロビド服用患者の約3.5%が、最後の服用から7日以内にリバウンドを経験した。
ラゲブリオ服用患者の場合は6%に近かった。30日以内ならそれぞれ5.4%と約9%だった。
7月上旬以降、米国ではオミクロン株のBA.5系統が主流となっているが、一部の医師は、今はリバウンド事例が増えているうえ、今後も増え続けると考えている。
フロリダ州の専門家によれば、担当する患者のうち、パクスロビドを服用した高齢の患者の約4分の1がリバウンドを経験しているという。
オミクロン株は抗体を巧みに回避するため、今後もリバウンドは増えるだろうとのことです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。