「新型コロナ 学会が推す『新薬候補』を国の審査が退けた理由」で取り上げた薬、塩野義製薬の「ゾコーバ」(一般名:エンシトレルビルフマル酸)が、11月22日に緊急承認されました。
ゾコーバは7月の審議会で承認が見送られ、その後二つの大きな学会がゾコーバを早期承認するよう厚生労働省に提言を出すという異例の事態となりました。
すると今度はその学会の方針に否定的な医師が声を上げるという複雑な経緯をたどりました。
今回はまず初めに、ゾコーバが新型コロナウイルスの新薬として最終的に承認されるに至った経緯を振り返り、賛成派・反対派の医師の意見を紹介し、最後に「ゾコーバはだれに使うべきか」について述べたいと思います。
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塩野義製薬は、ゾコーバの効果や安全性を実際の患者で調べた「第3相試験」について、プレスリリースを発表しました。
「鼻水または鼻づまり、喉の痛み、せき、熱っぽさまたは発熱、倦怠感(疲労感)」の5症状が消失するまでの期間が、プラセボ(偽薬)を使った患者は8日、ゾコーバを使った患者は7日となり「主要評価項目を達成した」という内容です。
今回はこの結果が“好評価”されて厚労省の審議会が11月22日に承認するに至ったのです。
目についた「承認歓迎」の声です。
この発表を受け、メディアやSNS(ネット交流サービス)ではさまざまな意見が飛び交いました。
その中には、ゾコーバの発売を歓迎する意見も目立ったとのことです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊