回転寿司チェーン「スシロー」の岐阜県内の店内で、卓上の醤油ボトルや湯呑みを舌でなめる動画がSNSに投稿され、物議を呼んでいる。
被害を受けたスシローの運営元あきんどスシローは、当事者とその保護者から謝罪を受けた一方、
迷惑行為に「刑事、民事の両面から厳正に対処する」との声明を発表しました。
現在も警察への被害届を取り下げておらず、事実上、謝罪の受け入れ拒否の状態が続いています。
こうしたスシローの厳格な姿勢に対し、巷では賛否あるが、スシローはなぜ厳しい姿勢を貫くのか。
理由をスシローに聞いてみたところ、
「食の安全を脅かす行為。絶対にしないでください」
とのこでした。
厳しい姿勢で臨む理由をスシロー側は、
「事案の大きさや社会に与える影響度を考慮しました」と説明。
「今回の迷惑行為は、他の回転寿司チェーンに与える影響も大きく、外食産業全体の食の安全を脅かす行為」と憤りを示しています。
今後に向けては、
「お客さまに気持ちよく食事を楽しめる空間を作るのがわれわれの仕事。
利用者には気持ちよく食事を楽しむにとどめ、安心・安全を脅かすことは絶対にしないでほしい」と強調しました。
スシローは今回の迷惑行為を受け、被害店舗で開店前に全ての湯呑みの洗浄と醤油ボトルの入れ替えを行うこととし、
これに加え、被害店舗とその近隣店舗で、店内の専用コーナーから食器類や調味料を持って自席まで移動するセルフサービスを導入するとともに、
テーブル席と提供レーンの間に一部アクリル板を設置する工事を早急に行う方針。
巷で出回っている、通称「ペロペロ動画」の影響で株価も一時暴落しました。
問題となった動画は今年の1月末に投稿された。Twitterなどネット上では、通称「ペロペロ動画」と呼ばれ、批判が殺到。
当事者とみられる高校生の実名やアルバイト先を特定したとする投稿も散見されています。
スシロー側に当事者が迷惑行為に至った理由や撮影者が父親であるか確認したが、
「警察が捜査中の事案のため、こちらからの回答は差し控えます」としました。
迷惑行為の動画が投稿された直後、親会社FOOD & LIFE COMPANIESの株価が一時暴落し、時価総額ベースでの被害額が100億円以上に及ぶとする指摘もあります。
これについてもスシローは、「現段階では、回答できる材料を持ち合わせていません」と語っていました。
ネット動画投稿については、一定の規制も必要であると、私は思います。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。