欧米で長期金利の上昇が進み、わが国でも上昇圧力が強まっている。
金利上昇リスクのある変動金利型ローンを利用すると、借入後に返済額が増加する危険性が大きくなる。
そんな中、これからの金利タイプ選択はどうすればいいのか。
また、現在変動金利型ローンを利用している人はどうすればいいのか。
2月には10年固定の金利がアップした。
住宅ローンには、大きく分けると市中の金利動向によって金利が変化し、返済額も変わる「変動金利型」と、一定期間または完済まで金利が変わらない「固定金利型」がある。
簡単に言えば、変動金利型は、「短期金利」に連動し、固定金利型は「長期金利」に連動して金利が決まる。
2021年後半から2022年1月にかけて、欧米を中心に「長期金利」が上昇、わが国にも上昇圧力がかかり、2022年2月、固定金利型のうち、固定金利期間選択型10年固定、全期間固定金利型の金利が大きく上昇した。
住宅金融支援機構と民間機関が提携して実施されている「フラット35」は0.05%、民間ローンの10年固定は0.05%~0.10%アップしたのだ。
フラット35の金利が0.05%上がるのは2年以上ぶりのことで、10年固定の金利が大手5行一斉に引き上げられるのも最近では稀な現象。
10年固定の基準金利をみると日本銀行が2016年にマイナス金利政策を導入して以来の水準であり、巷では、いよいよ住宅ローン金利上昇の始まりかと、噂されている。
以上です。お読みいただき、ありがとうございました!