夕飯を食べてから入浴すると、体内では食後しばらくは、胃腸の動きを活発にするために、血流が胃腸に集中します。
このときに入浴すると、体表面を含めて全身が温まるため、胃腸に集中していた血流が減ることになり、消化・吸収の速度が遅くなります。
食事の消化・吸収が遅いと、人によっては胃もたれや胸焼けなどの症状が出やすくなります。
夕食後1時間以上空けてから入浴すると、胃腸の消化・吸収はある程度進んでいるので、できれば食後1時間程度経過してから入浴することをおすすめします。
反対に、入浴してから夕飯を食べる場合、入浴後すぐに夕食を食べると、全身の血流が増加している状態なので、胃腸に血流に集中できず、やはり消化・吸収が遅くなると考えられます。
入浴後すぐではなく、1時間程度たってから食事をする方がいいでしょう。
医学的観点からみたとき、「夕飯を食べてから入浴する」のと「入浴してから夕飯を食べる」のとでは、どちらが推奨されているかというと…。
入浴後しばらくたってから食事をすると、食事をしてから寝るまでの時間が、短くなると思います。
食後すぐに寝ると、寝ている間に胃腸が消化・吸収を行うので、睡眠の質が下がったり、体に脂肪をため込みやすくなったりします。
その結果、肥満を招き、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす可能性があります。
また、入浴することで消費できるカロリーもあります。
これらのことから、食事の後に入浴、することをおすすめします。
食後は血圧が下がりやすいのですが、入浴によっても血圧は下がりやすくなります。
特に降圧薬を内服している人は食後すぐの入浴は控えて、1時間以上たってからにした方が良いと思います。
と、知人の医師が教えてくれました。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊