今回は2022年4月の住宅ローンの金利推移の話です。
住宅ローンの変動金利の相場は、史上最低金利を維持しています。
10年固定、35年固定は、金利上昇の影響を受けて上昇傾向。フラット35は、1.44%と、金利をやや引き上げました。
米国の長期金利(10年国債)は、急速に進むインフレに向けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が段階的利上げを明言しており、上昇トレンドです。
3月初旬からは加速度的に金利は上昇し、一時は2.5%台を超えました。
さらに、3月21日には、FRBのパウエル議長によって「5月のFOMCにて0.5%幅での利上げ」が示唆されましました。現在(2022年4月1日)の米国長期金利は2.412%です。
一方、日本の市場金利(10年国債)も、米国長期金利の上昇につられて、年明けから上昇を続けています。
ただし、日銀はこれを嫌って、3月28日には史上初となる1日2回の「公開市場操作」で金利上昇の抑制を行っています。
そのため、日銀が金利誘導目標としているゼロ% ±0.25%の範囲内に金利は落ち着いており、現在(2022年4月1日)のは0.225%です。
日銀は、物価上昇傾向の兆しがでてきたにもかかわらず、現在の政策を大きく変更しないと明言していて、利上げを狙う米国との姿勢の違いを見せています。
従って、当面は米国長期金利ほどに大きな上昇はないと考えられます。
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