所得税を算出する際に使う計算式は「課税所得金額×税率-控除額」です。
課税所得金額とは、全ての収入から経費や所得控除を差し引いたもの。
税率と控除額は課税所得金額によって変わります。
例えば、課税所得金額が695万円から899万9000円までの人は、税率は23%で、控除額は63万6000円です。
所得税を減らすためには、課税所得金額を減らさなければなりませんが、収入自体を減らしてしまっては元も子もありません。
収入に影響を及ぼさずに課税所得を減らすためには、経費や所得控除を増やす必要があります。
○所得控除とは
所得控除には、保険料に関するもの(生命保険料控除、社会保険料控除など)や社会的立場を是正するためのもの(寡婦・寡夫控除、障害者控除など)、家族に関するもの(配偶者控除、扶養控除など)、その他(基礎控除、給与所得控除など)があります。
「給与所得控除」はサラリーマンなど給与収入を得ている人を対象としたもので、個人事業主などはこの代わりに経費を差し引きます。
このほかに「寄付金控除」「医療費控除」「小規模企業共済掛金等控除(iDeCo)」などを活用することで、所得控除を増やすことが可能になります。
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