金利相場が大きく動いています。
米国のGDP(国内総生産)が2期連続でマイナスとなったことなどを背景に金融市場では円高・ドル安が進行しました。
住宅ローン利用者の「金利変動」に対する姿勢。あなたは対処法のアイデアをお持ちですか。
また、それと併せて長期金利も低下し、2022年7月29日には長期金利(10年物国債利回り)が約4カ月半ぶりの低水準を付けました。
金利の動向は、負債を調達する会社はもちろん、資産運用をしている人や住宅ローンを借りる人など、多くの経済主体に影響を与えます。
そこで今回は、債券の基礎を振り返ったうえで、住宅ローン利用者の金利に対する姿勢についてひもといていきます。
金利(債券利回り)の基礎
まず、債券とは国や企業が資金を借りるために発行する「有価証券」です。
そして、債券利回りとはその債券を買った時の年率の期待リターンを指します。
ここで注意なのが、「利率と利回りは似て非なる」という点です。
例として、あなたが額面金額100円、満期までの期間1年、利率5%の債券を95円で買ったとしましょう。
この場合、あなたは95円支払い、1年後には元本の100円に加え、元本に利率5%をかけた5円の計105円を受け取ることができます。
そしてこの場合の利回りは、95円に対して10円のリターンなので、10.5%となります。
つまり、利率とは額面にかかるもので、利回りは投資金額にかかる比率ということになります。
債券市場の利回りとは、平たく言えば「債券に投資したらどのくらい儲かるのか」の全体観であり、世界中の投資家の見通しや需要動向によって変化しているということです。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました😊